第4節「費用対効果とアイテムの関係」
パーソナルトレーニングでは、マシンやダンベルなどの他にも様々なアイテムを利用します。
それらは、使い方によってレッスンの質を高める場合もあれば、反対にお客様によって費用対効果を下げてしまう恐れもあるので、使用には注意が必要です。
例えば、最新の電動小型マッサージガンでマッサージをしてくれるトレーナーよりも、手で揉んでくれるトレーナーの方がお客様にとっては価値が高かったりします。
例えば、最新の振動マシンでトレーニングをさせられるよりも、徒手抵抗の方がパーソナルのありがたみを感じてもらいやすかったりもします。
パーソナルトレーニングはマンツーマンのサービスですから、より密接にトレーナーのサービスを感じられる方がお客様にとっては、純粋なパーソナルトレーニングと感じられるのだと思います。
とはいえ、パーソナルトレーナーになったばかりの頃は、トレーニングのバリエーションを増やしたかったり、お客様の事を思うばかりに色々なアイテムを取り入れようとする気持ちは誰にでもあると思います。
実際に便利で効果の高いアイテムも多いので、使い方によってはレッスンの費用対効果が大幅に上がる事もあります。
アイテムはあまり前面に出し過ぎず、オプションとしてさりげなく使いこなす事が望ましいと私は思っています。