第2節「サービスを拡張させる食事管理」
 
 
 
パーソナルトレーニングには「食事管理のあるサービス」と「食事管理のないサービス」があります。
 
トレーナーによっては
 
「トレーナーはトレーニングを指導するのが仕事だから、必ずしも必要ではない。」
 
と、思う人もいるかもしれません。
 
確かに、食事管理を行わなくてもパーソナルトレーニングはサービスとして成り立っています。
 
ですが、お客様からしてみたら無いよりも有った方がサービスとして充実して見えます。
 
最近のパーソナルトレーナーはお客様の食事管理をLINEなどのチャットアプリで行う事が一般的です。
 
このスタイルはここ数年で急速に定着し、それはパーソナルトレーニングの標準的なサービスになりつつあるとさえ思います。
 
これ程までに食事管理がパーソナルトレーニングに定着した理由は幾つも考えられるので、私なりに紹介させて頂きます。
 
まず、トレーナー側のメリットとデメリットから紹介します。
 
まずはデメリットですが、単純に仕事量が増える事が1番に挙げられます。
 
毎日数人のお客様からお食事の報告や質問に答えなければいけませんから、レッスン以外でもそれなりの時間が必要となります。
 
大きなデメリットはそのくらいです。
 
では、メリットですが、これはデメリットに比べ幾つも挙げられます。
 
メリットのひとつ目は、サービスを単発販売から期間契約販売に設定できる事です。
 
例えば、お客様に「コースでお買い上げ頂くと毎日の食事管理サービスもさせて頂けます。その方が毎日繋がっていて指導がしやすく、お客様も緊張感が持続するので是非ご検討ください。」と、お薦めできます。
 
メリットのふたつ目は、サービス料金に説得力を持たせる事ができます。
 
例えば、他業種を例にとって考えてみると、英語を学ぶ時、先生から毎週60分レッスンを受けるのと、毎日LINEでチェックしてもらえるのとでは料金が違ってもおかしくないと感じます。
 
英語をどうしても習得したいのであれば、毎日チェックしてもらえるサービスは魅力的です。結果が出ないのは困りますから、例え料金が単発レッスンよりも高額でも毎日チェックのコースを選択するお客様はいらっしゃいます。
 
メリットの3つめは、お客様と繋がりができる事です。
 
お客様と繋がりができれば、緊急事態などの事態にもオンラインで指導する事ができます。
 
お客様がコースを終了された後でも、繋がってさえいれば、新しいサービスの紹介や出版する際などもお伝えする事ができます。
 
メリットの4つめは、トレーナーとしての実力が上がる事です。
 
お客様からの食事をチェックし続ける事で、お客様の性別や年齢、ライフスタイル別での食事パターンを知る事ができます。
 
お客様に結果が出ない場合は、食事を振り返り分析して考える事もできます。
 
お客様からわからない質問などを頂けば、その都度調べてお答えする事で自分の知識になります。
 
このように、トレーナーとしてはメリットの方が多いので、サービスに取り入れていないトレーナーは導入をお薦めします。
 
一方、お客様目線からのメリットとデメリットもお伝えします。
 
まずは、デメリットですが、お客様によっては送る事がストレスになる場合もあるので注意が必要です。
 
サービスのスタンスとしては、
 
「食事管理サービスは標準でコースに付いていますので、できれば毎日、お食事の報告をお願いします。もしもストレスになるようでしたら、お食事や栄養のご質問だけでもドシドシお送りください!」
 
のような感じでお伝えして、お客様に選択肢を渡してあげると安心して頂けると思います。
 
デメリットで更にもう一つは、「料金がその分高くなる」と言う事です。
 
「食事管理はいらないからその分安くして!」
 
と、考えるお客様がいらしてもおかしくありません。
 
それ故に、サービスをお客様にご案内する際は食事がトレーニング効果にも影響する事や、コースでの目標達成の為に食事管理だけではなく、毎日の体調管理も兼ねている旨をお伝えしておくと良いでしょう。
 
そして、メリットですが、
 
①いつでも質問や相談ができる
②コースの緊張感が持続する
③栄養について詳しくなる
 
など、特にダイエットが目的のお客様には嬉しいメリットがいっぱいです。
 
以上のように、パーソナルトレーニングサービスの中で食事管理を行う事は、双方にとって大変メリットが多く、サービスの可能性もまだ秘めているものと感じます。
 
現在、食事サポートを全く行っていないと言う方は、是非ご自分なりのサービスを検討されてみる事をオススメします。