第4節「行動指示」
 
カウンセリングでお客様の「現状を把握」して、「目標を設定」したら、その後には必ず具体的な行動指示をしなければいけません。つまり、ゴールの為に何をしなければいけないかを指示しなければいけません。
 
ここでも、ダイエットを目的としたお客様を例にお話しします。
 
お客様は、トレーナーから具体的な指示を待っています。ここでポイントなのはただの指示ではなく「具体的な指示」である事です。
 
例えば、「食事を減らしましょう。」だけではなくて
 
「〇〇さんの場合は、〇〇が心配なので、お夕飯の〇〇を○%くらいカットするようチャレンジしてみてください。その代わりに〇〇を〇〇くらい〇〇のタイミングで加えると栄養価がアップして美容に対しても安心です。その際、サラダなどに加えるのがオススメです。消化の効率を考えて、茹でで召し上がって頂ければ完璧です。」
 
など、一般論ではなく、そのお客様だから、この指示になる。とお伝えする事や、「何」を「どのくらい」「どうする」のかをできるだけ具体的に指示してあげられるトレーナーは、お客様から重宝されます。
 
これらの指示に関しては、「細かく教えてくれるトレーナー」と、「ほとんど教えてくれないトレーナー」とでは、お客様の評価で明確な差が現れます。
 
お客様はその差を見極め、どのトレーナーにお願いするかを決定します。その見極めるタイミングがカウンセリングです。
 
カウンセリングのタイミングで、「このトレーナーさんは、本当にわかりやすく明確に指示してくれるから安心」と思って頂けるよう、座学の知識だけではなく、トレーニング種目や調味料など広く伝えられるネタも研究しておく事もトレーナーにとって大切な事です。