第2節「ブランディング」
 
指導者の飽和する現在、トレーナーのブランディングは集客をする上で、非常に重要な仕事と言えます。
 
集客において、「ブランディングの成功」とはお客様が沢山獲得した事を指します。
 
仮に「すごくカッコ良いブランディング」ができても、お客様からの問い合わせがゼロであれば、集客においてのブランディングは失敗です。
 
したがって、集客での良いブランディングを作る時は、「どう見せたいのか?」よりも「どう見られているのか。」を考え、「どのように見せるのが最も売れるのか?」とブランディングを絞っていく方が集客の成功確率は上がります。
 
例えば、25歳の女性がダイエットのトレーナーとして集客をするとします。ターゲットはダイエットニーズの高い40代女性にするとします。
 
この時、年齢の問題で舐められないように、知識と経験を売りにしたブランディングをしてもあまり上手くはいきません。
 
40代女性をターゲットにしたいのであれば、下手に実力で勝負するよりも、安心感のあるブランディングをした方が集客率は安定するでしょう。
 
それでも、どうしても知識と経験を売りにブランディングしたいのであれば、ターゲットを変えるべきです。自分と同年代の女性をターゲットにすれば問題ありません。年齢が近く、知識豊富なトレーナーを探している20代の女性は大勢いるはずです。
 
このように、まずは集客を目的としたブランディングになっているかを確認し、その上で次は自分の情報をどのように知ってもらうかを考えます。つまり、最も自分のブランディングに適した拡散媒体を探します。
 
拡散媒体とは、SNSなどの事ですが、わかり易く言えば、「どのSNSでアップするのが自分のキャラにあっているか」みたいな事が重要になります。
 
例えば、ベテランを売りにする男性のトレーナーがTIKTOKで踊ってみても、ブランディングとして「強み」は活かせません。
 
自分を知り、自分を活かせる媒体で、自分を最大に活かせるブランディングを作り、それを拡散する事が、次でお話する「マーケティング」の節に強く関わってきます。
 
あくまで「集客」を目的にした、成果の高いブランディングを作っていきましょう。