第6節「サービス説明」
 
サービス説明とは、簡単に言えば「セールス」です。
 
この能力に関してだけは、トレーナーの能力とは別と言えます。
 
優秀なトレーナーであっても、この「セールス」が苦手な方は単純に仕事として高い結果を残せません。
 
反対に、それほど優秀でないトレーナーであってもセールスの能力が高いトレーナーは仕事としての成約率を高くする事ができます。
 
残酷ではありますが、ビジネスの観点では当然の事です。
 
どの業界でも「技術は優秀なのにセールスが苦手な人」は多く存在します。とても勿体無い事です。トレーナー業界も然りです。
 
これは、トレーナー本人の不利益だけではなく、お客様にとっても不利益な事です。
 
セールスの勉強をおろそかにせず、お客様から気持ちよくサービスを購入して頂ける準備を整えましょう。
 
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サービス説明について、簡単にまとめましたので以下を参考にして整理してみてください。
 
①まずは最初にお客様のスケジュールを伺う
→「もし、通われるとしましたらご希望の曜日やお時間帯などはありますか?」
→最初にスケジュールが理由で通えない方でないかを確認してください。最後に発覚してしまうと今までの説明は全て水泡と化します。
 
②スケジュールが大丈夫であれば、システムの説明をしましょう。
→パンフレットを事前に必ず用意しましょう。パンフレットをもとに説明する事で落ち着いて説明できます。
→パンフレットには「価格」「予約方法」「キャンセルポリシー」だけは明記してください。
 
③キャンセルポリシーの確認とサイン
→返金ができない事や当日キャンセルなどの規定について、必ず確認して頂き署名していただきましょう。自分を守る上でとても大事な事です。
 
④お支払い方法の説明とお支払い
→「お支払いは現金、またはクレジットカード、またはお振込となりますが、いかが致しましょうか?」と決め文句を決めておくと、スムーズに決済に進む事ができます。
→このタイミングが最もデリケートな時間になりますので、お客様が気持ちよくお買い物をして頂けるよう、細心の注意を払いましょう。
 
さらに細かくは私のnoteでも、クロージングマニュアルとして紹介しています。無料で読めますのでご興味のある方は参考にしてみてください。
 
 
「サービスを売る」というのは、とてもプレッシャーのかかる事です。物を売るのとでは、わけが違います。
 
その上で、トレーニングサービスは自分の実力が強く関係しています。実力に自信がなければ詐欺になりかねないと不安になります。
 
しかし、実力に自信がなくてもセールスは勉強と練習をしておいてください。
 
サービスは売れる事で、そのクオリティも上がります。
 
自信がないからと言って、逃げてはいけません。
 
まずは買ってもらい、その上で至らぬ点はお客様からお叱りを頂くこともあるかも知れません。
 
お叱りを頂く事で、悔しさを味わい、恥もかき、反省し、勉強し、サービスは改善されていきます。
 
私自身、今でも失敗し反省する事は日常茶飯事にあります。そのお陰で今があると思っています。
 
トライ&エラーを繰り返し、より良いサービスを作っていきましょう。